2006/2007シーズンを終えて~ソルトレイクというきっかけ~
みなさん、こんにちは♪
札幌で開催された世界選手権が終わり、2006/2007シーズンが終わり、最大の目標であった試合を終えて、、今は正直なところ達成感&もう少し出来たのかな?という気持ちの50%&50%の状態。。。
今日はちょっと真面目なお話。。
ここのところ世界選手権でわたわたしてて、、真面目なお話書いてなかったよね~だからシーズンの終わりに、と思って書いてみたものの…まとまりが悪く長~くなっちゃったけど許してね。。
(お時間の取れない方には、休日に読まれることをおすすめします…笑)
今回、報道で『夏見今後の去就は?』という話題があったかと思います。
それについて、ソルトレイクのきっかけから振り返りながら綴っていこうと思います。
小学2年生からクロスカントリースキーを続けてきて、2002年念願のソルトレイクシティーオリンピックに出場するも、大会期間の半分以上もの日程をオリンピックの雰囲気に飲まれるという誰にでも起こりうる状況に戸惑い、不安で押しつぶされそうになり、迎えたスプリント個人戦の日。
それでもチームメイトからの励ましの言葉を胸に、再度自分を立て直して迎えたスプリント個人戦での予選16位ぎりぎりで通過。
もちろんスプリント始まってまもなく採用された種目、誰の足跡もない場所でのレースに、
自分自身の気持ちが楽になったのも事実でした。
気持ちの余裕が少し生まれた中で迎えたレースだから気楽にいけた。
予選16位でヒート戦に挑むにあたっても、、この先駄目であろうと誰に何と言われようと、
自分しか残ったことのないこのオリンピック・スプリント競技ヒート戦を楽しもう!
勝つこと以前に、自分しか立ったことのないこの場所で一緒に戦っている自分を嬉しく思おう。そんな気持ちで始まったヒート戦、、、スタートしてすぐの上りですぐに最後尾へおいやられてしまい・・・世界のトップレベルの選手と肩を並べるどころか打ちひしがれる思いを味わった。
しかし!一人レースについていけずに会場へ下りはじめる私に、チャンスがやってきた!
スキーが走り、グラウンドへ入ってきたときには集団に追いつき、一気に2位へ!
グラウンドへ入ってきた選手への応援の声、そしてその中に“日本人が前へ出た”という驚きの声も感じ取れた。
その『 まさか』だったり『ウソ!』だったり、なにかしらの驚きの歓声と、予選トップの選手が4位まで落ちてしまっての驚きのため息だったり、ドキドキだったりハラハラだったりすべての感情が交わって私の元へ届いた。
それはとても心地のよいものだったし、自分自身でもワクワクするような感覚だった。
『世界のトップレベルの選手は、こうゆう場所で戦っていたんだ』そう思える場所だった。
それと同時に選手としての私に襲い掛かったもうひとつの感情。
『このままどうやったら2位をキープしてゴールできるのか』という迷いの混じった不安。
この迷いがスピードを減速していた事は間違いないだろう。
それでも迷わずにはいられなかった、不安な気持ちを押しとどめておくことは出来なかった。それは、セミファイナルまで進んだことのない人間の心理とでも言うのだろうか。
きっと今思い返せば、誰もが一度は感じた事のある感情だったのではないかと思う。。
その時、私はまだセミファイナルまで残る覚悟ができていなかったのだ。
突然舞い降りたそのチャンスに戸惑い『どうやって掴んだらよいものか?』掴み取るその方法を私は知らなかった。。。
結局、ゴール手前100mで3位へ後退してしまい、念願のセミファイナルには進めなかったのだけれど、、このレースで感じたさまざまな思いを、レースを振り返るとともに思い返してみた時、『この感覚をもう一度味わいたい!』心からそう思った。。
“この世界(トップレベルの世界)で戦いたい”と思った。
そして、この日を境にこの感情が私のクロスカントリーを続けるモチベーションとなった。
この日を境に、私のスキー人生が180度変わった事は言うまでもない。
『日本人でもやれる』『レースに絶対は無い』この思いを胸にやってきた。
そして、『日本人初のファイナリストになろう』という気持ちでやってきた。
そして、その夢が地元開催の2007年札幌世界選手権で実現するとは、思ってもみなかった!
自分自身が一番驚いていたんじゃないかな???
・・・・・(笑)
札幌で開催された世界選手権が終わり、2006/2007シーズンが終わり、最大の目標であった試合を終えて、、今は正直なところ達成感&もう少し出来たのかな?という気持ちの50%&50%の状態。。。
今日はちょっと真面目なお話。。
ここのところ世界選手権でわたわたしてて、、真面目なお話書いてなかったよね~だからシーズンの終わりに、と思って書いてみたものの…まとまりが悪く長~くなっちゃったけど許してね。。
(お時間の取れない方には、休日に読まれることをおすすめします…笑)
今回、報道で『夏見今後の去就は?』という話題があったかと思います。
それについて、ソルトレイクのきっかけから振り返りながら綴っていこうと思います。
小学2年生からクロスカントリースキーを続けてきて、2002年念願のソルトレイクシティーオリンピックに出場するも、大会期間の半分以上もの日程をオリンピックの雰囲気に飲まれるという誰にでも起こりうる状況に戸惑い、不安で押しつぶされそうになり、迎えたスプリント個人戦の日。
それでもチームメイトからの励ましの言葉を胸に、再度自分を立て直して迎えたスプリント個人戦での予選16位ぎりぎりで通過。
もちろんスプリント始まってまもなく採用された種目、誰の足跡もない場所でのレースに、
自分自身の気持ちが楽になったのも事実でした。
気持ちの余裕が少し生まれた中で迎えたレースだから気楽にいけた。
予選16位でヒート戦に挑むにあたっても、、この先駄目であろうと誰に何と言われようと、
自分しか残ったことのないこのオリンピック・スプリント競技ヒート戦を楽しもう!
勝つこと以前に、自分しか立ったことのないこの場所で一緒に戦っている自分を嬉しく思おう。そんな気持ちで始まったヒート戦、、、スタートしてすぐの上りですぐに最後尾へおいやられてしまい・・・世界のトップレベルの選手と肩を並べるどころか打ちひしがれる思いを味わった。
しかし!一人レースについていけずに会場へ下りはじめる私に、チャンスがやってきた!
スキーが走り、グラウンドへ入ってきたときには集団に追いつき、一気に2位へ!
グラウンドへ入ってきた選手への応援の声、そしてその中に“日本人が前へ出た”という驚きの声も感じ取れた。
その『 まさか』だったり『ウソ!』だったり、なにかしらの驚きの歓声と、予選トップの選手が4位まで落ちてしまっての驚きのため息だったり、ドキドキだったりハラハラだったりすべての感情が交わって私の元へ届いた。
それはとても心地のよいものだったし、自分自身でもワクワクするような感覚だった。
『世界のトップレベルの選手は、こうゆう場所で戦っていたんだ』そう思える場所だった。
それと同時に選手としての私に襲い掛かったもうひとつの感情。
『このままどうやったら2位をキープしてゴールできるのか』という迷いの混じった不安。
この迷いがスピードを減速していた事は間違いないだろう。
それでも迷わずにはいられなかった、不安な気持ちを押しとどめておくことは出来なかった。それは、セミファイナルまで進んだことのない人間の心理とでも言うのだろうか。
きっと今思い返せば、誰もが一度は感じた事のある感情だったのではないかと思う。。
その時、私はまだセミファイナルまで残る覚悟ができていなかったのだ。
突然舞い降りたそのチャンスに戸惑い『どうやって掴んだらよいものか?』掴み取るその方法を私は知らなかった。。。
結局、ゴール手前100mで3位へ後退してしまい、念願のセミファイナルには進めなかったのだけれど、、このレースで感じたさまざまな思いを、レースを振り返るとともに思い返してみた時、『この感覚をもう一度味わいたい!』心からそう思った。。
“この世界(トップレベルの世界)で戦いたい”と思った。
そして、この日を境にこの感情が私のクロスカントリーを続けるモチベーションとなった。
この日を境に、私のスキー人生が180度変わった事は言うまでもない。
『日本人でもやれる』『レースに絶対は無い』この思いを胸にやってきた。
そして、『日本人初のファイナリストになろう』という気持ちでやってきた。
そして、その夢が地元開催の2007年札幌世界選手権で実現するとは、思ってもみなかった!
自分自身が一番驚いていたんじゃないかな???
・・・・・(笑)
by natsu_mim | 2007-03-31 22:08 | Ski**